こんにちは、まもるです。
【結論】
余裕がなく、楽しくない会社からは転職しましょう
私は自分の経験から、優れた経営者、上司の会社、営業所は仕事に余裕があり、楽しく仕事ができると思っています。
私が建築設備メーカーに勤務していた頃、愛知県の営業所に営業職で配属されました。
その前は、東京と長野県の営業所でシステム部のフィールドエンジニアと、製造部の製造職でした。
営業職で配属が決まった時は、とても心配でした。住んだ事もなく、知人もいない東海地方に住み、経験のない営業職が務まるのかと心細く感じていました。
その心配は杞憂に終わりました。幸運なことに最初の1年間、私に業務を教えてくれた、素晴らしい上司がいました。仮にCさんとします。
Cさんは当時60代中盤で元々、愛知県の営業所で所長をしていました。60歳を過ぎてからは嘱託社員として勤務していました。
とても仕事ができる人で、営業所の体制を整えて、長年営業所単位での売上を安定的に上げて、会社に貢献していました。
人材育成についても良く考えていて、営業所の将来のために、人材を確保し、教育して、無理なノルマを課したりしませんでした。
また、営業所には恒例行事があり、会社での宴会やボーリング大会、ゴルフコンペなど楽しい事がたくさんありました。
昼食でもグルメのCさんと、色々なお店に食べに行きました。
営業職はお客さんと話したり、お客さんをお店で接待する事があるから、常に色々なお店に行かないといけないと、教えてもらいました。
好奇心旺盛なCさんは常に面白そうな事を探したり、美味しい店を探していました。お金はかかるけど、きちんと新聞を取って読みなさいと教えてもらい、今でもその時から、10年以上新聞は毎日読むようにしています。
仕事面ではCさんはとても厳しく、営業所全体で売上を上げる事にこだわっていました。
厳しさと楽しさがありました。
私は転勤するまで9年ほど愛知県の営業所にいましたが、本当に楽しかったのです。仕事は楽しいものだと知る事ができました。
長い時間をかけて、きちんと業務を教えてくれて、仕事を主体的にできるようになったのは、Cさんのおかげでした。
仕事も余裕を持ち、しかも、売上も会社のノルマを毎年ほぼ達成していました。
愛知県の営業所は私がいた9年間で退職者は一人もいませんでした。私が一番の新顔で、他の人はみな10年以上勤務していました。
その営業所は安定して、いつも良い売上を上げていました。
結果的には社員が辞めないで、長いキャリアの人がたくさんいる営業所は生産性が高いのではないでしょうか。
他の営業所では、離職率が高い営業所もありました。つまり同じ会社でも上司の運営方法で変わります。
仕事の生産性は能力があるかで決まることが多いです。もちろんセンスはありますが、一番確実な能力を上げる方法は、経験と経験年数と人脈ではないでしょうか。
どんな仕事でも10年以上同じ会社で同じ職種で一生懸命仕事している人は、仕事も理解でき、人脈もできて、お客さんや協力業者殿の信頼も得られます。したがって、仕事の生産性は良いのではないでしょうか。
逆に離職率が高く、いつも経験年数が1、2年の新人ばかりいる会社は生産性は低いでしょう。
つまり、長い目で見ると、従業員が辞めないで、経験年数が長く、お客さんや協力業者殿の信頼と人脈がある社員が多い会社は生産性が高いです。
そのため、社員が退職しないように配慮している経営者が、生産性を高くする方法を知っているのだと思います。
余裕がなく、苦しく、楽しみもない会社では、転職者がたくさん出てしまいます。せっかく時間をかけて上司が部下に仕事を教えても、部下がすぐに仕事を辞めたら、その時間は無駄でしょう。
部下がすぐ辞めたり、部署異動を希望するような上司は愚かなのだと思います。
つまり、優れた経営者の会社は、社員が余裕を持ち、楽しく、長年働けます。私は実際にその様な経験があります。
その経験から、そうでない会社は愚かな経営者、上司の可能性があります。
早めに転職しましょう。
