【結論】
『孤独』に耐えられない性質でよかったです
私は内向的なため、なかなか人と打ち解けることができません。気を許せてリラックスして話せる人は、家族、親戚、昔からの友人だけです。
とても寂しがり屋なので、家族、親戚、昔からの友人達と接していないと生きていくことができません。『孤独』に耐えることができないのです。
私は30歳の時に東京にある大手の建築設備メーカーのシステム部に採用されました。
若くはなかったので、就職できた時は嬉しく思いました。
その部署では建築設備の支援システムのフィールドエンジニアの仕事をしていました。
忙しく大変な仕事でしたが、やりがいを持って働いていました。
実家から通っていたので、忙しくても家族、親戚、昔からの友人達と頻繁に会うことができました。
しかし、私のいた会社は部署異動や転勤が多い会社でした。
32歳で製造部に部署異動になり長野県に転勤しました。35歳の時に営業部に部署異動になり、愛知県に転勤しました。
好運にも、愛知県での建築設備の営業の仕事は自分に合っていました。とても仕事が楽しくやりがいを感じました。この仕事に出会えたことに感謝しました。
しかし、愛知県の営業部の仕事は残業や休日出勤も多く、休日は家でゆっくり過ごしたいため、なかなか地元の神奈川県に帰れなくなりました。
自分の家族や親戚、友人達とは長い休みの時以外は、あまり会えなくなりました。
段々と『孤独』を感じました。
会社の同僚や取引先や協力業者の人達とは会話はありますが、一人暮らしの家に帰ると誰とも話す人がいませんでした。休日も一人で過ごしていると、とても『孤独』を感じました。
3年くらい転勤生活が続いていたので『孤独』に耐えられなくなりました。
私は寂しさのあまり、会社を辞めて神奈川県に帰ろうと考えました。
会社も仕事もとても気に入っていたので、深く悩みました。
そんな時に今の妻と出会いました。
出会って数ヶ月で結婚しました。
妻と結婚して『孤独』な愛知県の生活が変わりました。
見知らぬ土地で、知り合いもいない場所で、心を許して話しができる人が一人でもいてくれることが本当にありがたいことでした。
地元にいた時は家族、親戚、昔からの友人達がいたため、『孤独』をあまり感じたことがありませんでした。
1年2年の転勤なら知らない土地で暮らせる楽しさもあります。しかし3年が経過したらあたりから心が耐えられなくなりました。
私は『孤独』があったからこそ、心から結婚したいと思いました。
人と接するのが苦手なので、もしかしたら転勤していなければ結婚していないかもしれません。
今は妻と息子がいるため、『孤独』を感じることがありません。
話し好きな私は、妻や息子とおしゃべりできるので楽しく暮らせています。
結婚できたことを考えると、転勤して『孤独』を感じる生活を長くしていたことは良かったのかもしれません。
『孤独』に耐えられない性質でよかったです。