まもるの休日

休日に思索したことを表現したいと思いました

『途方に暮れる』について

こんにちは、まもるです

【結論】
『途方に暮れる』ことも悪くありません。

息子が小学校の夏休みに入り、妻と息子は妻の実家の岐阜県に1週間ほど帰省しました。

その間、私は我が家で一人暮らしになりました。

たまの一人暮らしは、少しだけ気楽なところがあり、楽しいこともあります。

平日は仕事で帰りが遅いため、毎日簡単に作れる夕食を作って食べています。

自炊のメニューは決まっています。

一つ目のメニューはキャベツ、牛肉、ウィンナーを炒めてエバラ焼肉のたれの醤油味をつけて食べます。
他にはインスタント味噌汁、キムチ、ご飯を用意します。

二つ目のメニューは、キャベツとウィンナーを塩コショウをして炒め、インスタントラーメンにのせて食べます。

平日はこの2つのメニューを交互に繰り返します。

料理のセンスもなく、人様に出せるようなメニューではありませんが、自分が食べる分には美味しいと感じています。

休日にキャベツを切り、ご飯を分けて冷蔵庫にしまい、準備しておきます。

平日は帰宅したら疲れているので、炒めたり、温めるだけにしておくと自炊が続きます。

何となく野菜を食べないといけない気がするので、キャベツは炒めて毎日食べるようにしています。

私は29歳まで自炊をしたことがありませんでした。

社会人になってから、転勤が多く一人暮らしをしていましたが、自炊が面倒なのでコンビニ弁当や牛丼屋などで毎日食事をすませていました。

私は20年程前の29歳の時にオーストラリアのケアンズに半年ほど語学留学をしました。

子供の頃から、雑誌やテレビで観るオーストラリアに憧れて、少しだけ生活したいと思ったことが留学のきっかけでした。

ケアンズでの住まいは学校から徒歩で通えるシェアハウスに住みました。

お昼は学校でお弁当の販売がありました。アジア系の販売員さんが毎日語学学校に弁当を売りにきました。牛肉などが入ったチャーハンのような弁当が何種類かあり、それがとてもおいしかったので、お昼ご飯は満足していました。

しかし、問題は夜ご飯でした。

私のシェアハウスから近くのスーパーマーケットやレストランのある地域まで徒歩20分ほどでした。

私は料理を作ることができないので、留学した最初のころは、夜ご飯を毎日レストランで食べていました。

いくつかレストランはありましたが、メニューを一通り食べると飽きてしまいました。

その後はパンやハムを買って、シェアハウスで食べましたが毎日食べると美味しいと思えなくなりました。

料理をしたことがなかった私は本当に夜ご飯に困り、『途方に暮れました』。

今考えると、自分で料理を作ればどうってことはないのですが、当時は真剣に夜ご飯をどうしようと悩みました。

同じシェアハウスには学生が数人住んでいて、自炊をしていました。

調理器具や食器も共同で使用できたので、私も自炊することにしました。

とりあえず、米はスーパーマーケットで安価で買うことができました。ライスクッカーというプラスチック製の容器に水と研いだ米を入れて、30分ほど電子レンジで温めると米を炊くことができました。

牛肉やソーセージ、ハム、キャベツも安く購入できました。

料理のしかたが分からなかったので、とりあえずキャベツを切り、牛肉、ソーセージ、ハムを塩コショウで炒めて食べることにしました。

はじめて料理をして、ご飯を炊いて食べた時は心から嬉しく思いました。

おおげさですが、何とかオーストラリアで食事に困らないと思えました。

その後、日本食材店に通うようになりました。

インスタント味噌汁とエバラ焼肉のたれ醤油味を手に入れることができました。

エバラ焼肉のたれ醤油味は私が一番好きなたれです。

これがケアンズ日本食材店で売っているのを見つけた時は本当に嬉しく思いました。

値段は日本の2倍から3倍くらいですが、エバラ焼肉のたれ、インスタント味噌汁、インスタントラーメンを手に入れることにより、私の食生活はまったく困らなくなりました。

肉と野菜を炒め、エバラ焼肉のたれで食べるか、インスタントラーメンにのせて食べるかの2つのメニューでほぼ半年間のオーストラリア生活の夜ご飯にしました。

この2つのメニューは不思議と私は飽きることがありませんでした。

帰国後に一人暮らしをしていた時も自分で食事を作る時は、この2つのメニューになることが多いです。

私は20年前に『途方に暮れた』経験により、今は食事を作ることに関して困ることはなくなりました。

妻が息子と実家に少しの間帰省するときは、自炊をすることは楽しみのひとつになりました。

早めに『途方に暮れる』ことは悪くないと思います。