僕達家族はお正月の1月1日に実家に行った。
東北地方に転勤している弟も戻ってきたので、両親と僕達家族と弟と、みんなでしゃぶしゃぶを食べた。
両親が僕と弟の子供の頃のアルバムを妻と息子に見せた。
中学生の時の僕と弟は家族で撮った写真で、とても不機嫌な目をしていた。
両親を疎ましく、憎んでいたのかもしれない。
よく考えてみたら中学生から27歳くらいまでは、まともに両親と話しをしなかった気がする。
僕が学校の成績が落ちこぼれであり、将来の夢が、到底職業にならない、プロキックボクサーを目指していたことも両親と衝突する原因だったと思う。
26歳でプロキックボクサーを引退して、会社に就職して、きちんと働いて、生計を立てられるようになってから、両親との関係は劇的に変わった。
両親が僕を一人前の人間として認めてくれた気がした。
それからは、普通に会話できるようになった。
最近は中学生になった息子が僕と妻に反抗的な態度を取り、憎しみの目でこちらを見ることがある。
昔の僕と同じ気持ちなのだと思う。
自分を分かってもらえない苦しさ、認めてもらえない、否定された、そんな積み重ねが“憎しみの目でこちらを見る”ことになっていると思う。
息子は親の言動がつらい面もあると思う。
僕がそうであったように、なるべく自分の人生に口出しをしてほしくないと考えていると思う。
つい、心配して僕も妻も口出ししてしまう。
それは僕自身の心の弱さである気もしている。
なるべく息子が前へ進むことを信じる努力をしようと思う。
「思春期(ししゅんき)」は、子どもから大人へと心身が大きく変化する時期なので、本当に精神的に不安定な時期だ。
僕は自分で経験しているのに、51歳の今は、ついつい忘れてしまう。
息子は自立心が芽生え、親や大人に反発するのは当然だ。
そして、自分の将来について考え始め、不安もたくさんあるのだと思う。
成長を見守ることは僕の弱さを克服することだと思う。
僕自身も進歩して、息子の成長をだまって見守れるよう努力しようと思う。