
この場合の愛は有用のためのそれにほかならない以上、受けた側の利益が尺度となるべきではなかろうか。 なぜかというに、助けを求めるのは彼なのであって、相手はこの彼と均しいだけの実利を回収することを期して助力を与えている。 人間的卓越性に基づく愛にあってはこれに反してむろん苦情の起りようがない
※高田 三郎. アリストテレス ニコマコス倫理学 下 (岩波文庫) (p125). 株式会社 岩波書店. Kindle 版.
私はアリストテレスの言う“人間的卓越性に基く愛“を幅広く行動することは難しい。それは自分の人間的な器の小ささがあると思う。 特に嫌いな人間は避けたいし、その人達に愛を示すことはできない。 だからこそ、嫌いな人以外にはなるべく、良い行動を取りたい。 そして、社会に良いことは、自分の利益にならなくても、できる範囲で行動していきたい。 自分は卓越した人間ではないので、できないことが多いが、少しでも良い人間になれるようにしたい。
さあ、明日も仕事だ、頑張ろう。