まもるの休日

休日に思索したことを表現したいと思いました

『有用のゆえに友たるひとびとに感謝したい』

有用のゆえに友たるひとびとは、功益の消失と同時にその愛を解消する
彼らはお互いを愛する友だったのではなく、便益を愛する友だった
事実、悪しきひとびとは、何らかの利益が得られるというのならばともかく、お互いの人間自身に悦びを感ずることはないのだからで ある。

※高田 三郎. アリストテレス ニコマコス倫理学 下 (岩波文庫) (p.92). 株式会社 岩波書店. Kindle 版. 

私はアリストテレスの言う“有用のゆえに友たるひとびとは、功益の消失と同時にその愛を解消する。お互いの人間自身に悦びを感ずることはないのだからで ある"には今のところ、同意できない。

私は会社員として多くの人達と仕事をしてきた。
27歳で会社員になり、50歳の今、感じることは、世の中には、人柄が良く、誠実な人がたくさんいることだ。
多くの人達と一緒に仕事をして、学ばされることばかりだ。
たしかに、仕事で接してきた人達は、私が転職すると、もう付き合いはなくなってしまう。
つまり、アリストテレスの区分では、会社関係の人達は、“功益の消失と同時にその愛を解消する“人達に当てはまる。
それでも、会社での人間関係は、ずっと思い出に残っている。
その会社を離れても、たまにその人達を思い出す。
特に、誠実だったり、親切にしてもらったことは、忘れることはできない。
その思い出により、今の自分の人生に感謝したり、仕事で出会った、素晴らしい人達を思い出して、今を生きる励ましにしている。
“有用のゆえに友たるひとびと“に感謝したい。

さあ、明日も仕事だ。今の会社の同僚や上司に感謝して、一生懸命働こう。