
何と何を交換すべきか わずかなお金の代わりに善き行為を得たのであれば、無駄な話の代わりにしかるべき心の平静を得たのであれば、恥ずべき言葉の代わりに慎みを得たのであれあれば、けっして損をしたわけではない。このことをよく記憶していれば、どんな場合にも、君がもつべき君自身の人格を保つことができるだろう。
私が建築設備のメーカーの営業部にいた時に、とても大きな仕事を受注する営業部の部長がいた。
彼は有名な建物の建築設備の工事をよく受注していた。
頭の回転も早く、仕事もよくできる人だった。
しかし、いつも彼の部下に自分の自慢ばかりしていた。
私も一度一緒に飲みに行った時があるが、ずっと自分の自慢話をしてくるので、全く面白くなかった。
私は少し疑問に思った。
この人は仕事が良くできるし、頭の回転も早いのに、自分の自慢をすると、人に疎まれるという簡単なことが理解できていないのか。
もしくは、理解していても、どうしても自慢をしたいのかもしれない。
しかし、結果的にはそのような人は自慢話しという、恥ずべき言葉を話すことで、信頼や他人の尊敬を失う。
交換なのだと思う。
自慢をすると、尊敬されない。
悪口を言うと尊敬されない。
簡単なことだ。
自慢話しという、恥ずべき話しをすると、慎み深さがないため、人から尊敬されなくなる。
そして、そういう人は徳がないのだと思う。
自分も自慢話しや、悪口には十分気をつけよう。
少しでも徳のある人間になりたい。
明日は休みだ。ゆっくりしよう。