まもるの休日

休日に思索したことを表現したいと思いました

『徳とは何だろう。自分で答えを見つけたい』

幸福なひととはよく生きている人、よくやっている人を意味する
或るひとびとは幸福とは卓越性ないしは徳でなくてはならないと考え、或るひとびとは、知慮を、他のひとびとは何らかの智慧を『幸福』と考える
※二コマコス倫理学 上  アリストテレス 高田三郎 訳 岩波書店

最近は、50歳という年齢のこともあり、死について、よく考える。
自分があと、何年生きるかは、分からない。
どう生きれば、死ぬ時に後悔のない人生だと思えるのかを、考えている。
私の漠然とした答えは、仕事を頑張り、家族、友人と楽しく過ごし、なるべく人に親切に接することだと思っている。そして毎日を精一杯生きたと思えれば、人生に後悔は少ないのではないかと考えている。

最近、古典を読んていると、私がぼんやり考えていたことが、どうやら“徳"がある人間になるということと、同じだということが、分かってきた。

アリストテレスのニコマコス倫理学を読んでみると、「徳、卓越性」(アレテー)というのは、人によって違うようだ。
従って、ソクラテスアリストテレスセネカエピクテトスマルクス・アウレーリウスはそれぞれの徳の考えがあるのだと思う。
つまり、時代や職業や立場、身分も違うので、徳とは何かは、違うのが当然だ。

そして、私が考える徳も当然、他の人とは違う。

今の私ができることは、人生から学び、自分にとっての徳とは何かの、答えを見つけたい。

仕事、家庭、友人を大切にして、精一杯生きていくうちに、答えが分かれば嬉しい。

明日も仕事だ。人生を学ぶためにも、頑張ろう。