まもるの休日

休日に思索したことを表現したいと思いました

『励まされる』

多くのひとびとのためにこちらが尽くすのは骨が折れるし、われわれの生涯はそれをなすには充分ではないからである。それゆえ自分の生涯に対して充分である以上の友人は余計であり、われわれのうるわしく生きることに対してかえって阻害的である。だからそれはまったく不必要である。
※ニコマコス倫理学 下 アリストテレス 高田三郎 訳 岩波書店

今日は中学、高校時代からの親友と居酒屋に飲みに行った。
【お互い酒が飲めないので、ノンアルコールビールを飲んだ。】
彼は難しい国家資格を経理の仕事をしながら、受けている。
何度も試験に落ちているが、絶対に諦めないで、何度も挑戦している。
私は彼が資格試験に真面目に取り組んで勉強していることが、とても刺激になっている。
私も第二種電気工事士の実技試験を受験するが、頑張ろうという気持ちが強くなる。
彼と資格の勉強の話しをするのが、とても楽しい。
一緒に居酒屋で話しをすると、資格の勉強を頑張ろう、仕事を頑張ろう、人生を頑張ろうという気持ちがわいてくる。

私には、友人は数人しかいない。片手で数えられるくらいだ。もともと中学生や高校生の時も友人は少なかった。
多くの人と、広く浅く付き合うのが苦手だった。
しかし、50歳の今となっては、その性格も悪くないと思っている。社会人になると、仕事や家族と過ごす時間が多くなり、友人と会う時間は滅多に取れない。定期的に会うには、数人が限度だと思う。
そして、心から信頼でき、リラックスできる友人と、たまに会えるだけで、贅沢な時間を過ごせる。
中学、高校時代からの友人が、今も人生を頑張っているのを見ると、私も人生を頑張ろうと励まされる。
若い頃に将来の不安を抱えながら、お互い、人生を頑張ろうと励ましあっていたのを思い出す。
そして、私達はお互い、配偶者を持ち、子供を持ったが、昔と何も変わらない。
50歳の今もお互い、人生を頑張ろうと、励ましあっている。
今日の楽しい時間のおかげで、来週からまた仕事と資格試験の勉強を頑張れる。

さあ頑張って生きよう。