(怒りのような)危険きわまるものは、支配するより締め出すほうが、いったん認めてからから抑えるより認めないほうが簡単である。
※怒りについて(他二編) セネカ 岩波書店
私は、先日、ある物件の施工の仕事が終わった。物件の客である、設備施工会社の担当者に大変腹が立った。
その原因は、工事を進める上で、彼の責任でうまくいかなかったことを、こちらの責任だと主張したことだった。
最初は怒りが湧いてきたが、何もよいことはないと考え、冷静に対応することにした。
まずは怒らない。怒りを自分の中から締め出すことを試み、うまくいった。
そして淡々と仕事を進めた。
そして、彼の存在も自分の中から締め出した。
仕事を進めなければならないので、接しないといけないことはあったが、何とか乗り切った。
怒りは危険なので、自分の中から締め出すことが必要だ。同じくらい、危険な悪質な人間も自分の中から締め出さないといけない。
嫌な奴はのことで、心を悩ますのは無駄な時間だ。
怒りを締め出すこと、嫌な奴を自分の心から締め出すことを心がけよう。
私は、世の中には、良い人が多いことを知っている。
気を取りなおして、明日も精一杯働こう。