ダーウィンは『自伝』でケンブリッジ(大学)で過ごした三年間が、私の幸福な生涯の中でも、最も楽しい時期だったと述べている。
周辺の森で狩猟に興じていた。学友たちとの夕食では、酒を飲み、歌をうたい、カードで遊んだ。『自伝』には『これらの日々を楽しく思い出さずにはいられない』とある。
※チャールズ・ダーウィンの生涯 松永俊男 著 朝日新聞出版
私には数人の友人がいる。いずれも学生時代や、20代前半までに知り合った人達だ。
1人の親友とは、多い時は1か月に1度は、居酒屋に行って話しをする。
※2人とも酒は辞めているので、ノンアルコールビールを注文している。
他の友人とも、数か月に1度はレストランや居酒屋に行ったりする。
学生時代などの思い出話しや、近況報告、今後の目標などを笑い合いながら、楽しく会話をしている。
会社関係の人達とは、馬鹿話しを、気軽にできない。しかし、学生時代の友人達は、気を使うこともなく、何でも気軽に話すことができる。
これらは、私にとって、かけがえのない時間だ。
若い頃は、友人の大切さに気がつかなかった。今は、友人達と過ごす時間が、生きる上での、私の心の支えになっている。
ダーウィンのような『種の起源』という進化論の本を出版して、歴史に残るような、偉大な人でも、最も楽しい時期は、大学生で友人達と遊んだ時だったという。
平凡な会社員である私も、50歳になり、同じように思っている。
高校や大学生、社会人になったばかりだった時が、人生で一番楽しい時期だったのかもしれない。
この友人達や、過去の思い出は、自分にとっての財産だ。
最近は、中学生の息子が、友人達と楽しそうに遊びにいく。
勉強そっちのけで、遊んでしまうこともある。
私は、学生時代の友人達と、遊んだ思い出が大切なので、息子には思い切り遊んでほしい。
ただし、将来社会人で困らないくらいの勉強はしてほしいとは思っている。
よく遊び、よく学んでほしい。
私は50歳の今でも、友人がいてくれてありがたい。
今週の金曜日に友人と居酒屋に行く予定だ。
それを楽しみに、心の支えとして、今週も頑張ろう。
明日も、一生懸命働こう。