こんにちは、まもるです。
【結論】
転職は自分の特性を理解できます。
仕事は1日8時間以上行い、必死にするものです。必死にするからこそ、自分の特性を深く理解することができます。
私はビルメンテナンス会社で建築設備の保守の仕事を2年程しました。その前は15年間建築設備メーカーにいたため、国家資格もいくつか持っていて、業界知識もありました。営業職でしたが、保守の仕事を協力会社に依頼していたので、仕事内容も完全に分かっていました。
知識はありましたが、実際に作業をしていなかったので、一度は保守の仕事を経験してから営業職に戻る予定をしていました。
依頼する側の時は保守の仕事は簡単だと思っていましたが、実際に作業してみると、とても難しいことが分かりました。しかし、勉強になるので、やりがいを持っていました。法律や業務は最初から分かっていたので、何とか仕事は出来るようになりました。
最大の苦しみは、チームで仕事をすることでした。
私は管理職で採用されたため、チームを取り仕切り、複数の業務を同時に行うことを要求されました。
さらに上司が高圧的で、私の仕事に口を出してきました。自分で仕事を調整する裁量権もありませんでした。
その仕事は非常に苦しいものでした。私は複数の業務を同時に行うことが苦手でした。
そして、人に指示をして取り仕切ることも苦痛でした。自分の裁量で判断することもできずに、常に人と合わせて、人に口出しされて作業していました。
毎日自分なりに工夫してチームで仕事をまとめれるように考えましたが、上手くできませんでした。私は自分がここまで、保守の仕事が自分の適性に合っていないとは思いもしませんでした。
しかし、この大きな失敗のおかげで自分がどの道で生きるべきか分かりました。
人間は行動からしか学ぶことはできないのです。
私は保守の仕事に挑戦した行動により多くのことを学べました。
建築設備の保守の経験と知識も学べましたが、一番分かった事は自分の特性についてです。
私は営業職の時は苦痛なく仕事をしていました。それは、営業職は基本的には一人で仕事を進めることができ、仕事に自由度があるため、自分のペースで仕事ができました。
特に自分は複数の仕事を同時にこなすことが苦手なため、ひとつづつ仕事を終わらせるやり方をしていました。効率は悪いですが、忘れたり、、重複したり、やり直しが減るため、自分では長期的に見たら効率は決して悪くないと思っていました。それに対して口を出されることもありませんでした。
どうしても複数人で仕事をすると、そのやり方に対して必要以上に意見されます。
効率が悪いと悪口や批判をされてしまいます。
そして、私のもう一つの特性は人を仕切れないことです。人を仕切れる人もいますが、私には非常に難しいことでした。建築設備メーカーにいた時は役職もなく、営業活動する職務だったため、人を仕切ることをやったことはありませんでした。実際に自分がその職務になると、相手に気を使ってしまい、効率的に人を動かすことはできませんでした。
この経験で自分にはできないことがたくさんあることが分かりました。残念な気持ちになりますが、現実を受け入れた上で自分ができる仕事を精一杯やる決意ができました。
精一杯仕事をし、挑戦したからこそ、自分の特性を知ることができました。
そのことにより、自分を理解し自分が何の仕事に転職すべきかが分かりました。
みなさんも転職して必死に仕事をやってみて、自分の特性を理解することをおすすめします。
自分のできること、できないことが分かれば、自分にとって良い仕事に転職できると思います。