2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧
君はもはや青年ではなく、一人前の大人なのだ。今もし君が自分のことをなおざりにして、怠惰であり、いつも延期に延期を重ね、進歩していないことに気づくことなく、普通の人のまま生き続け、そして死ぬことになるのである。 だから今こそ自分のことを大人と…
徳(アレテー)とは「状態」である、というだけではなくして、それが、いかなる性質の「状態」であるかを述べることを要する。 すべて「アレテー」(徳ないしは卓越性)とは、それを有するところのもののよき「状態」を完成し、そのものの機能をよく展開せしめ…
同様に食べ過ぎ、同様にないものを欲しがるものだということを、身をもって知ることになるからである。つまり、自由とは欲望の対象を充足させるのではなく、欲望を抑制することによって得られるものなのだ。 ※國方 栄二. エピクテトス 人生談義 下 (岩波文庫…
人は田舎や海岸や山にひきこもる場所を求める。君もまたそうした所に熱烈にあこがれる習癖がある。しかしこれはみなきわめて凡俗な考え方だ。というのは、君はいつでも好きなときに自分自身の内にひきこもることができるのである。実際いかなる所といえども…
なにごとであれ、失われたり失敗したりするのに必要なものはわずかしかない。ものの道理を少し踏みはずせばよいのだ。舵取りが船を転覆させるのに必要な準備は、船を保つために要するのと同じではない。わずかに船を風に向ければ、船は沈んでしまうだろう。…
何と何を交換すべきか わずかなお金の代わりに善き行為を得たのであれば、無駄な話の代わりにしかるべき心の平静を得たのであれば、恥ずべき言葉の代わりに慎みを得たのであれあれば、けっして損をしたわけではない。このことをよく記憶していれば、どんな場…
優れた人は負けることがない。実際、彼は人より優れていないという点で競うことはないからである。優れた人は、意志に関わるものをめぐる競争にのみ携わるのである。そうであるならば、どうして彼が負けることがあるだろうか。 ※國方 栄二. エピクテトス 人…
朗読家になりたければ、朗読することだ。書き手になりたければ、書くことだ。なにかをやろうと思えば、習慣的にすることである。なにかをやりたくなければ、それをしないで、それの代わりとしてなにかほかのことをする習慣をつけることだ。 ※國方 栄二. エピ…
何かに忙殺される人間の生きる生がどれほど短いかセネカ. 生の短さについて 他二篇 (岩波文庫) (p.28). 株式会社 岩波書店. Kindle 版. 私は仕事に忙殺されている時が多い。外からみると、一見仕事が忙がしそうに見えるかもしれない。いつも、焦って仕事をし…
われわれの周囲の出来事は、それらが実際にあるようにあり、そして本来あるようにあるのだから、われわれ自身が自分の考えを起きているものに適合させる※國方 栄二. エピクテトス 人生談義 上 (岩波文庫) (p.67). 株式会社 岩波書店. Kindle 版. 私は子供の…
われわれへの関係における「中」とは、これに対して、多すぎず不足しないものの謂(い)いである。「中」的にして最善であり、まさしくこうしたことが徳には属しているのである。 高田 三郎. アリストテレス ニコマコス倫理学 上 (岩波文庫) 株式会社 岩波書店…
旋律について音楽の能力は教えてくれるが、いま歌うべきか、竪琴を弾くべきか、それとも歌うべきでないか、竪琴を弾くべきでないかについては、教えてくれない。 ※國方 栄二. エピクテトス 人生談義 上 (岩波文庫) (p.15). 株式会社 岩波書店. Kindle 版. 今…
教育を受けるというのはどのようなことなのか。物事のうち、あるものはわれわれの力の及ぶものであり、あるものは及ばないものであるということそのような区別をするしかたを学ぶことである※人生談義 上 エピクテトス 國方栄二 訳 岩波書店 私は建築設備の営…
善悪や利害が人によって異なるように、理にかなうこと、かなわないことも人によって異なっている。だからとりわけ教育が必要となる。自然にあうように個々の事物に適応させることを学ぶためである。 ※人生談義 上 エピクテトス 國方栄二 訳 岩波書店 徳とい…
徳に帰依することとをまず選びとった者は、悲劇のまねごとをせず、泣き声を出さず、荒野をも群集をも必要としないだろう※自省録 マルクス・アウレーリウス 神谷美恵子 訳 岩波書店 私の経験では、悲しい時に、人前で涙を見せずに、気丈に振舞う人は、本当に…
君の頭の鋭さは人が感心しうるほどのものではない。(他に沢山ある。それを発揮せよ)たとえば誠実、謹厳、忍苦、享楽的でないこと。こういう徳に関しては生まれつきそういう能力を持っていないとか、適していないとか、いい逃れするわけにはいかないのだ。※自…
活動を行うことによってわれわれはその徳を獲得するにいたる※ニコマコス倫理学 上 アリストテレス 高田三郎 訳 岩波書店 私は死ぬ時に後悔しない人生を歩みたい。私の浅はかな考えでは、“徳"を獲得すれば、後悔しない人生になると思っている。毎日、良い人間…
明けがたに起きにくいときには、つぎの思いを念頭に用意しておくがよい。「人間のつとめを果たすために私は起きるのだ。」自分がそのために生まれ、そのためにこの世にきた役目をしに行く ※自省録 マルクス・アウレーリウス 神谷美恵子訳 岩波書店 私は50歳…
幸福なひととはよく生きている人、よくやっている人を意味する或るひとびとは幸福とは卓越性ないしは徳でなくてはならないと考え、或るひとびとは、知慮を、他のひとびとは何らかの智慧を『幸福』と考える※二コマコス倫理学 上 アリストテレス 高田三郎 訳 …
徳から何を得たいのか、と尋ねるのか。徳そのものである。徳は徳以上に善きものを有さず、徳それ自体が徳の対価なのである。 ※生の短さについて セネカ 大西英文 訳 岩波書店 50歳の今、遅いかもしれないが、立派な人柄の人間になりたいと思っている。なぜな…
倫理的な卓越性ないしは徳は本性的に与えられているものではない。それは行為を習慣化することによって生れる ※二コマコス倫理学 上 アリストテレス 高田三郎 訳 岩波書店 私は人生で明確な目標を持っている。それは徳を積むことだ。私の考える徳とは、何点…
スキーピオーと人生を共にできて、わが人生は幸せであった、と思えるほど二人の友情を思い出すのは楽しいことだ。 ※友情について キケロー著 中務哲郎 訳 岩波書店 私の中学生の息子が、友人と近くのバス停で待ち合わせをしていた。駅前のショッピングモール…
物事のうちで、あるものはわれわれの力の及ぶものであり、あるものはわれわれの力の及ばないものである(力の及ぶものは)『判断、衝動、欲望、忌避(きひ)』(力の及ばないもの)『肉体、財産、評判、官職』※人生談義 下 エピクテトス 國方栄二 訳 岩波書店 私は…
魂の探究なき生活は人間にとり生き甲斐なきものである。※ソクラテスの弁明 クリトン プラトン著 久保勉 訳 岩波書店 私は夏に行われる、第二種電気工事士の技能試験の勉強を毎日している。毎日の仕事と勉強でストレスが大きい。私の仕事である、建築設備の営…
『この胡瓜(きゅうり)はにがい』棄てるがいい。『道に茨(いばら)がある。』避けるがいい。それで充分だ。『なぜこんなものが世の中にあるんだろう』なとどと加えるな。そんなことを言ったら君は自然を究(きわ)めている人間に笑われるぞ』※自省録 マルクス・…